マンションからの転落と高所平気症の子どもたち

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高所平気症

窓からの転落事故と、高所平気症

近年相次ぐマンション窓からの子どもの転落事故。
なんとか転落防止対策を講じたいという方も多いかと思います。
私たち大人からすると、なぜ子どもたちはマンションの窓のような高い場所に平気で登ったりしてしまうのでしょうか。

認知力がまだ未熟で注意力も散漫な年齢の突発的な事故が多いのはもちろんですが、原因の一つには「高所平気症」というものがあるそうです。

高所平気症とは?

近年マンションで育つ子どもが増え、今までに聞いたこともない言葉を耳にするようになりました。もうご存知かとは思いますが「高所平気症」という言葉です。小さな頃から高い場所で育った子ども達には、高い所に対する恐怖心が育ちにくいと言うのです。私たち大人なら足がすくんでしまうような場所でも、平気な感覚でよじ登ったり覗き込んだり出来るようです。参考までに、下記はwikipediaからの引用になります

読んで字の如く、高い所での恐怖感が少ない症状。

格別高所恐怖症でなくとも、転落する危険のある場所や自分の身長より遥かに高い場所では不安や緊張を感じるのが通常の心理であるが、そのような感覚が欠けている状態を高所平気症とよぶ。

4歳頃までに高層階で育った子供は、高所に対する恐怖感が欠如してしまうことがある。

財団法人未来工学研究所が1985年2月に行った調査によれば、高層集合住宅の4階以上に住む小学生342人に対して行ったアンケートに
おいて、7割以上が「ベランダや窓から下を見ても怖くない」と回答したという。

同研究所の資料情報室長であった佐久川日菜子が高所平気症と名付けた。

1987年から高層住宅に住む児童の自立の遅れについて研究を行っていた東京大学医学部助手(当時)の織田正昭もこの語を用い、さまざまな文献で言及した。

「高所平気症」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。

2016年12月20日 (水) 16:01 UTC

URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%89%80%E5%B9%B3%E6%B0%97%E7%97%87

高い所に恐怖を抱かないのは、子ども達個人個人の性格ではなく、高所で育ってきた子どもの心理的な傾向なのだそうです。

高所の危険は体験からは学ぶことができない

管理人はマンション育ちではないので、高所平気症ではありません。
かといって高所恐怖症という訳ではないのですが、高いところに行くと自己防衛本能?からかやはり足がすくんでしまいます。

例えば年末に窓の掃除をするとき、窓の裏側(外側)を掃除するだけでもなんというか、ゾクッとする感覚があります。
高いところから落ちたことがあるわけではありませんが、「ここから落ちたらヤバい」ということが本能的にわかっている状態です。
動物は一般的に熱いものに触れて火傷をすれば体験から危険を学び恐怖心が芽生えて、次回以降はその危険を回避しようと行動します。
また一部の危険に対しては体験したことがなくても本能が「回避しろ!」と指令を出してくれます。

しかし、高所からの転落は体験して学ぶわけにはいきません。
マンションの窓から転落をしてしまえば、ほとんどの場合2度目はありません。
ですから本来は本能によるブレーキが必要なのですが、高所平気症の子どもたちにはこのブレーキがなく、平然とマンションの窓やベランダから身を乗り出してしまうのです。

これは子どもを持つ親にとっては本当に恐ろしいことです。
「危ないから近づいたらダメ!」と叱っても「???」が子どもたちの頭には浮かんでいるようです。
親がいるときは怒られるから近づかなくても、目を話せば興味を抑えることができずに窓にアタックしていく子どもがたくさんいるはずです。
年齢を重ねて危険に対する認知能力が上がり、論理的に危険を理解できるようになれば次第に子どもたちは窓に近づかなくなるはずです。
その時を迎えるまで親は危険を教えつつ、彼らを危険から遠ざけなければなりません。

高所平気症の子どもたちの転落をいかに防ぐか

子どもたちの危機管理能力に期待していては転落を未然に防ぐことができません。
1度や2度注意をしても子どもたちの危機管理能力が飛躍的に伸びるわけでもありませんね。
ですので、マンションで子どもを育てている場合、物理的に窓の転落防止対策を講じることがとても大切になってきます。

物理的に塞ぐしかない

物理的に落ちることが不可能になれば、当たり前ですが転落の危険はなくなります。
しかし賃貸マンションの場合、退去時に現状回復の義務がありますので、工事をして窓の外側から柵を取り付けたりはできません。
室内だとしてもに壁に穴をあけたりする手摺やバー等の施工も憚られます。
分譲マンションの場合なら内外装に傷をつけるような対策は資産価値を下げてしまうので、控える方がほとんどかと思います。
賃貸であろうが分譲であろうが高層マンションは外壁に柵を取り付けるのは事実上不可能でしょう。
そのためマンションの場合、窓を閉め切って生活をするか、突っ張り棒などを使って転落防止の簡易対策する方もいます。
窓を閉め切った生活など管理人には息苦しくてかないませんし、簡易対策は「転落の対策をした」という満足感を与えてくれるかもしれませんが、少し強い衝撃などで外れてしまうこともありますし、子どもが少し大きかったりすると、寄りかかったりぶつかったりして簡単に外れてしまうこともあります。

では諸先輩方はどのようにして子どもの転落を防止しているのでしょうか??

この点については別の記事「窓からの転落防止、皆がやってる対策を3つにまとめてみました」に書いておりますので、参考にしてみてください!

では今回はこの辺で!

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