窓からの転落を防止|対策のポイントは費用・難易度・強度!

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窓からの転落防止対策をしよう

1階でも腰高窓から落ちれば怪我をします。2階以上の窓から落ちれば死に直結するような事故になります。

大人が普通に暮らしていれば考えもしないような事故ですが、子育てや介護をすると途端にその危険を実感します。

この記事ではそのような事故を未然に防ぐための転落防止対策をまとめてみました。
最初に「窓からの転落防止対策で大切な2つのこと」を確認し、その後の章で「窓からの転落防止対策|基本の3パターン」について「費用・難易度・強度」の観点を中心にご紹介しています。

窓からの転落防止で大切な2つのこと

窓からの転落防止対策に求められるのはまず次の2点です。

  • 「確実」に「ずっと」転落を防ぐこと
  • 窓がちゃんと機能すること

確実に、ずっと転落を防ぐ

子どものために転落防止対策をするなら、子どもが危険を認識して避けられるようになるまでの間、確実にそしてずっと転落を防ぐことは当然第一条件です。

ハイハイがつかまり立ちに、2足歩行に。そしてかけっこに、ダッシュに、ジャンプに、タックルに、、、、、子どもの成長は本当にアッと言う間です。

出来ることが増えるのに比例するように好奇心も増し、さらに危険が増え、そして時としてに突拍子もない行動をとることがあります。
友達や兄弟姉妹と遊んで興奮し始めると、止められない状況になってしまうこともあります。

また、介護が必要なご老人が保護の対象の場合、体重や力のことも考慮して確実に転落を防いでくれる対策を考えなければいけません。

危険を感じたその時だけではなく、ずっと確実に家族守ってくれる対策をとることが超重要!ってことです。

窓がちゃんと機能する

窓がちゃんと開閉できること。

これ、結構大事です。掃除のときなどに換気できなかったりすると結構辛いですからね。特にペットを飼ってたりするともっと大事になります。

雨戸やシャッターがある場合に開けたり閉めたりできることも大切。

普段開け閉めしなくても、大雨や強風、台風の時に閉められないというトラブルがあると面倒です。

例えば家具などで無理やり窓をふさいでしまったりすると、窓も雨戸も開け閉めできず、窓からの採光もできなくなってしまい、圧迫感や閉塞感を感じます。
いくら転落を防ぎたいからと言っても、やはり家具で窓を塞ぐのは避けたいですね。

窓からの転落防止対策|基本の3パターン

窓からの転落防止対策は、大きく分けて次の3つに分類されます。

  1. 窓の内側に対策を施す
  2. 窓自体に対策を施す
  3. 窓の外側に対策を施す

尚、取付の難易度・強度・費用については大まかな参考値です。
具体的な商品についての言及ではないためあくまでおおまかな参考としてご覧になってください。

窓の内側に対策を施す

室内設置型の転落防止ガード

 
室内設置型の転落防止ガードとは、室内側の窓枠に設置する転落防止アイテムです。
棒状、ネット状、格子状、フェンス状など形状は色々あります。

室内設置型の転落防止ガードの特徴

取付の難易度:★★★☆☆(普通)
突っ張り式、金具で固定する方式、どちらにも対応できる方式など、取付方法は商品によって多少異なります
基本的には購入者が自分で簡単に設置できるように設計されていますので取付の難易度は低いといえます。

強度:★★☆☆☆(ちょっと心配)
強度はと言うとちょっと不安と言うのが正直なところ。
特に突っ張り式の場合、強度に問題がある場合があります。子どもが少し大きくなると、ぶら下がったり、ゆすったり、体当たりしたりすると外れてしまうこともあります。
安全だと思っていたものが不意に外れてしまうと、逆に危険を招く場合がありますので十分な検討が必要です。
また、窓の下側だけしか覆っていない場合、子どもが大きくなるとよじ登って乗り越えてしまう危険性がある点も考慮が必要です。

費用:★★★☆☆(若干安め)
費用的には1万円未満から2万円弱といったところです。
フレームの素材によって変わります。

その他、ネジや金具で取り付けるものは建物に傷がつくため注意が必要です。

窓自体に対策を施す

補助ロック

防犯用品としての用途がメインですが、使い方によっては窓の開閉幅を調整するようにも使えます。
もともと窓の開閉幅を調整するために作られている補助ロックもあります。

補助ロックの特徴

取付の難易度:★★★★★(簡単)
設置方法もとても簡単で、ほんの数分(早い人なら数十秒?)で設置ができ、取り外しも簡単です。
また不要になったら簡単に外すことができるのも良いですね。ただし、いたずらっ子が外し方を覚えると厄介かもしれません。

強度:★★★☆☆(普通)
商品レビューにも散見されるように、強度が不安視されています。
取付は強力な粘着テープやすべり止めの摩擦で固定するタイプが多く、ずれたりしないか、外れたりしないかが心配です。
また本体が樹脂製のものは、商品自体の強度にも不安の声が聞かれます。

費用:★★★★★(安い)
金額は非常に安く(300円程度から1000円前後)対策ができるのが一番のメリットでしょう。

サッシ型窓柵

窓と同じように窓サッシにはめ込んでセットするタイプの転落防止対策アイテムです。
室内も外壁も傷つけることなく、強度のある転落防止対策を講じることができます。

サッシ型窓柵の特徴

取付の難易度:★★★☆☆(簡単)
取付の仕組みは窓や網戸と同じで、室内から簡単に設置出来るようです。
注文時の窓の計測が手間なのでその部分がマイナスです。

強度:★★★★★(強い)
ネジや突っ張りで固定するわけではなく、窓枠の強度を利用しているので衝撃に最も強いと言えます。

費用:★★☆☆☆(やや高い)
工事は不要なものの、オーダーメイドで製作するため、その費用(5万円前後から)がやや高いです。

窓の外側に対策を施す

後付け面格子

窓の外側の壁に取り付ける、後付けの面格子です。

後付け面格子の特徴

取付の難易度:★☆☆☆☆(難しい)
基本は業者が施工します。
DIYでやるにしても、しっかり設置するにはある程度技術が必要です。

強度:★★★☆☆(普通)
業者がしっかり施工すればちょっとした衝撃では外れないはずです。DIYで施工した場合は何とも言えませんね。
ただ構造上、内側からの衝撃にはそれほど強くはなさそうです。

費用:★☆☆☆☆(高い)
業者に施工を依頼する時点で、製品代+施工費が必要になるため高くなるのは必然です。
特に2階以上に設置する場合、足場が必要となるため工賃はとても高くなる傾向です。

メリットは既製品のように仕上がることと、見かけ上の防犯効果がありそうなことくらいかなと。
少しDIYに詳しい人なら自分で取り付けできるみたいです。

まとめ

難易度・強度・費用で見ると、どの対策にも一長一短がありますね。
窓からの転落を防ぎたい対象が子どもかご老人か、また子どもの人数や、現在の年齢、姉妹の有無などによって必要になる強度やかけても良い費用は変わると思います。
個々の状況に応じて、最適な窓からの転落防止対策を選んでみてくださいね!

それでは!

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